ガンダムが動いた! 人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツのガンダムが、設定の大きさで立ち、動く姿が見られる「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」のオープニングセレモニーが12月18日、会場となる横浜市の山下ふ頭で開かれた。光と音による演出の中、高さ18メートルに及ぶ「RX-78F00ガンダム」が、足を踏み出し動く様がお披露目された。
「ガンダムの一歩が次の技術の一歩、明るい未来への一歩となれば良い」――動くガンダムのプロジェクトを推進している一般財団法人ガンダムGLOBAL CHALENGE代表理事で、バンダイナムコエンターテインメント社長の宮川恭夫氏の挨拶で始まったオープニングセレモニー。みなとみらいか地区や大さん橋、横浜マリンタワーなどを見渡せる山下ふ頭に登場した1分の1ガンダムが、テレビアニメさながらに足を上げ、腕を動かして〈GUNDAM-DOCK〉から巨体をのぞかせた。
過去にも実寸大のガンダムは作られたことがあって、2009年のお台場や2010年の静岡、そして2012年から再びお台場のダイバーシティ東京プラザ前に立って、その偉容を見せつけた。ダイバーシティ東京プラザ前には、2017年からはユニコーンガンダムが立って、モビルスーツの大きさを実感させている。
ガンダムやモビルスーツが、どれくらい大きいものなのかを知りたいという夢が叶えば、次は実寸大で歩くガンダムを見たいというのがファンの希望。バンダイナムコグループでは、「機動戦士ガンダム」のテレビアニメが1979年の放送から40周年となるのを機に、ガンダムを動かすプロジェクトをスタート。「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」は、その成果としてお目見えした。
挨拶に立った富野由悠季総監督
「お子様方にはごめんなさいと申し上げます」。オープニングセレモニーに登場した「機動戦士ガンダム」の富野由悠季総監督は、開口一番こう話して、二本足で歩くガンダムを作れなかったことを詫びた。もっとも、18メートルの巨体を動かすだけでも相当な技術が必要だった。アスラテックや川田工業、住友重機械搬送システム、前田建設工業といった企業が結集し、研究者も動員して作り上げた「RX-78F00ガンダム」は、背中を支えられながらも本物と同じ大きさで脚を踏み出し、手を振って歩くような動きを見せる。
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